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テーラーメイド P790 アイアンを筒康博が試打「中空アイアンの横綱」

GDOギア情報「クラブ試打 三者三様」

100人いれば100通りの答えがある――。
注目の最新ゴルフクラブをヘッドスピードが異なる3人の有識者に試打評価してもらう当チャンネル。ミスショットも余すところなくお送りするノーカットが信条のリアル試打コーナー。スイングタイプで異なるレビュー内容、三者三様のインプレッションを基本展開とし、ゲスト試打者にも登場していただく。

テーラーメイド「P790 アイアン」2021/09/24発売
ミッドサイズで安心感のあるプロファイルと、進化した肉厚フェースによって、驚きの飛びをフェースの広範囲で実現。大きな慣性モーメントから生まれる、直進性の高い精密なアイアン弾道と安定したキャリーが、グリーンをとらえベストゲームへと導く。

テーラーメイド 「P790 アイアン」の評価は!?

アスリートモデルでありながらミスヒットに強く、飛距離も稼げる中空構造のテーラーメイド「P790 アイアン」。2017年の初代から二代目(19年)、そして今作と基本コンセプトを変えないまま細かい性能に磨きをかけ、正統進化を続けてきた。三代目はボールが上がりやすく、高い直進性をも実現するという。そんな“極まった感”の強い人気作を、ヘッドスピード(以下HS)の異なる有識者3人が採点。ご意見番クラブフィッター・筒康博の評価は?

「前作よりブラッシュアップされた形状」

テーラーメイド P790 アイアンを筒康博が試打「中空アイアンの横綱」 シャープなフィーリングで思い通りの弾道をコントロール

シャープなフィーリングで思い通りの弾道をコントロール

―率直な印象は?
「約1年前に発売された兄弟モデル『P770 アイアン』のシルエットと打感を備えながら、『P790』らしさを引き継ぎ、両方のいいとこ取りをしたモデルに仕上がっています。また、前作よりも若干コンパクトに見えるため、これまで通りの感覚で構えると、それ以上のシャープさを認識できると思います」

テーラーメイド P790 アイアンを筒康博が試打「中空アイアンの横綱」 新たな薄肉構造と厚さ1.5mmの鍛造4140スチールL字型フェース

新たな薄肉構造と厚さ1.5mmの鍛造4140スチールL字型フェース

―それ以上のシャープさ…?
「はい。ミラーやサテン加工の違い、シルエットのディテールの違いが理由だと思いますが、より引き締まったボディで、感性を引き出してくれるフィーリングが増した印象です。このサイズ感とデザインでも、どこに当たってもボールが上がり、スイートスポットの広さを感じられる。三代目として熟成された感が加わり、いまや中空アイアンの代表的モデル=横綱と言っても良いのではないかと思います」

テーラーメイド P790 アイアンを筒康博が試打「中空アイアンの横綱」 シルエットは似ているものの差別化は図られている「P770」と「P790」

シルエットは似ているものの差別化は図られている「P770」と「P790」

―打ちやすさを感じる部分は?
打ち出し角が変わらない点でしょうか。いつも同じ高さで、しかもそれが十分な高さで上がり、非常に打ちやすい。ロングアイアンの想定で高さを出すという点で言えば、タイトリスト『T300 アイアン』と同等レベルと言ってもいいでしょう。その半面、アイアンセットとして見た場合は、低い弾道やフェードとドローの打ち分けという面で、やや操作性は抑えめ。逆にそこを求めるなら『P770』という選択肢になると思います」

テーラーメイド P790 アイアンを筒康博が試打「中空アイアンの横綱」 バックフェースのデザイン変更がイメージに影響を与えると指摘

バックフェースのデザイン変更がイメージに影響を与えると指摘

―前作「P790 アイアン(2019年)」と比べてどう?
「性能面で言うと、それほど変わった印象は受けません。変化したのは外観。シルエットとデザインがややシャープになり、ボールを打つ前のイメージが出しやすくなった。もともと弾き感はあり、どこに当たってもボール初速が落ちない特徴のシリーズなので、手助け的な性能は同じですが、微小ながらボールをクリーンにヒットさせる要素は、ブラッシュアップされた印象を受けます」

テーラーメイド P790 アイアンを筒康博が試打「中空アイアンの横綱」 シャープな形状で飛距離も出る話題の今秋発売アイアン群

シャープな形状で飛距離も出る話題の今秋発売アイアン群

―類似の他社モデルと比べてどう?
「最新モデルで近しいものといえば、タイトリスト『T200 アイアン』、ピン『i59 アイアン』でしょう。いま現在、アイアンに同じ機能を求めるなら、この3機種は絶対に打ち比べる必要があります。弾道の高さが欲しい人は『P790』、左右の曲がり幅を減らしたい人は『i59』、その中間が『T200』といった位置づけ。タイトリスト『T100』『T100S』は、『P790』ではなく『P770』と比較するべきでしょう」

テーラーメイド P790 アイアンを筒康博が試打「中空アイアンの横綱」 「三代目としてかなり成熟した印象」と賞賛する筒

「三代目としてかなり成熟した印象」と賞賛する筒

―どのような人向き?
「アイアンの飛距離の打ち分けにおいて、自分で小細工せず、シンプルに振っていくタイプ向き。格好いいテーラーメイドのシャープなモデルを使いたいという願望はあるけれど、実際に使うのは少し難しいと感じていた人。見た目に妥協したくないけれど、お助け要素も欲しいという欲張りなゴルファーであれば、一度は“横綱”の性能を試してみてほしいと思います」

4項目で4.5点とハイレベルを証明【総合評価4.4点】

テーラーメイド P790 アイアンを筒康博が試打「中空アイアンの横綱」

【飛距離】4.0
【打 感】4.5
【寛容性】4.5
【操作性】4.5
【構えやすさ】4.5

・ロフト角:30.5度(7I)
・シャフト:ダイナミックゴールド EX ツアーイシュー(硬さS200)
・使用ボール:川口グリーンゴルフ専用レンジボール

取材協力/トラックマンジャパン株式会社、川口グリーンゴルフ

記事特別提供/GDOギア情報「クラブ試打 三者三様」

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筒 康博

筒 康博

FITTING編集長

プロアマ・男女問わず、8万人以上のゴルファーにアドバイスを経験。GDO「クラブ試打・三者三様」、日刊スポーツWEBコラム「ゴルフ体験主義」、ALBA誌「新・ギア総研」など各種ゴルフメディア等で数多く連載&露出。インドアゴルフレンジKz亀戸店ヘッドティーチャー。「FITTING」編集長。

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