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GLIDE FORGED PRO ウェッジを筒康博が試打「フェースが小さすぎる」

GDOギア情報「クラブ試打 三者三様」
100人いれば100通りの答えがある――。
注目の最新ゴルフクラブをヘッドスピードが異なる3人の有識者に試打評価してもらう当チャンネル。ミスショットも余すところなくお送りするノーカットが信条のリアル試打コーナー。スイングタイプで異なるレビュー内容、三者三様のインプレッションを基本展開とし、ゲスト試打者にも登場していただく。

ピン【GLIDE FORGED PRO ウェッジ】 発売日:2021/09/09
2つのソールタイプから選べるショットメーカー向けウェッジ「GLIDE FORGED PRO」。摩擦力を最大限に生む新溝により究極のスピン性能を実現。あらゆるシチュエーションでその威力を発揮する。ツアープロが要望する心地良い打感を追求した軟鉄鍛造のヘッドは、コンパクトな形状で操作性にも優れる。グリーン周りの様々な条件に対応すべく、ソールリリーフとトレーリングエッジを最適化。

ピン「GLIDE FORGED PRO ウェッジ」の評価は!?

ピンのウェッジシリーズ「GLIDE(グライド)」から、新たにツアーモデルとして発売された「GLIDE FORGED PRO ウェッジ」。摩擦力が向上する独自の精密加工フェースと、番手別に最適化された削り出し溝の軟鉄鍛造ヘッドで、ショットメーカーに最適な要素が盛り込まれているという。そんな同社が誇る本格派ウェッジを、ヘッドスピード(以下HS)の異なる有識者3人が採点。変幻自在に球を操るクラブフィッター・筒康博の評価は?

「ピンがあえて避けてきた領域のモデル」

GLIDE FORGED PRO ウェッジを筒康博が試打「フェースが小さすぎる」

―率直な印象は?
「これまでの『GLIDE』シリーズ(『―3.0』まで)は、キャビティ構造のウェッジという印象でしたが、この『FORGED PRO』は単一素材で完全なるマッスルバック。記憶している限りでは、これほどコンパクトな形状は同社では初めてだと思います。ツアーモデル『ブループリント アイアン』の流れをくむ本格派ウェッジといったところでしょうか」

GLIDE FORGED PRO ウェッジを筒康博が試打「フェースが小さすぎる」 ロフト角はSグラインドが50~60度 Tグラインドが58~62度まで

ロフト角はSグラインドが50~60度 Tグラインドが58~62度まで

―「ブループリント」の流れをくむ?
「はい。『ブループリント』はヘッドが小さく、他モデルにはないほどツアーモデル色が強いアイアン。やさしさを追い求める同社が、あえて手を付けてこなかった領域と言えます。タイトリスト『ボーケイ』、キャロウェイ『JAWS』『マックダディ』、テーラーメイド『ミルドグラインド』といった海外メーカーのモデル群に、割って入る新たなプロダクトという印象を受けます」

GLIDE FORGED PRO ウェッジを筒康博が試打「フェースが小さすぎる」 摩擦力が向上する精密なCNC加工フェース

摩擦力が向上する精密なCNC加工フェース

―ツアー系の代表格「ボーケイ」と比べてどう?
「アドレス時に上から見た印象では、『ボーケイ』と比べてフェース長(トウからヒールまでの横幅)が1~2mm短く感じます。これをフェースの中心に集中できると捉えるか、小さすぎて安心感がもてないと捉えるかはプレーヤー次第。個人的にウェッジは、センターよりもトウ側を広めに使いたいので、『ボーケイ』と比べると全体的に小さすぎるように感じます」

GLIDE FORGED PRO ウェッジを筒康博が試打「フェースが小さすぎる」 ネーミングに「PRO」を入れたということはそれだけプロの声を反映した証拠

ネーミングに「PRO」を入れたということはそれだけプロの声を反映した証拠

―SグラインドとTグラインドの違いは?
「Tグラインドは、全ロフト角(58、60、62度)で全てバウンス角6度の設定のため、とてもシビアに感じました。元々プロモデルなので、ローバウンスでなくても十分フェースは開きやすく、あらゆる状況での抜けもいい。基本的にバウンス角10度設定のSグラインドを選べば、間違いないかなと思います」

GLIDE FORGED PRO ウェッジを筒康博が試打「フェースが小さすぎる」 S(左)はT(右)に比べてソールの設地面の幅が広め

S(左)はT(右)に比べてソールの設地面の幅が広め

―類似モデルを挙げるとしたら?
「クラシカルな大きさとシルエットということで、近年ではあまり見かけないタイプ。強いて挙げれば、コブラの『トラスティ ウェッジ』シリーズ。ただ、『GLIDE FORGED PRO』は以前のモデルよりも打ち出し角が出やすく、フェース上側の厚みもあるため、ラフでのショットでボールの下をくぐってしまいそうになっても、ミスが出にくい。上下の打点ブレに強さを発揮してくれるように感じます」

GLIDE FORGED PRO ウェッジを筒康博が試打「フェースが小さすぎる」 「いままでのGLIDEとは異なる完全に操作性を意識したモデル」と筒

「いままでのGLIDEとは異なる完全に操作性を意識したモデル」と筒

―どのような人向き?
「ツアーモデルのアイアンを使っているゴルファー向き。アイアン以上に厳しい状況で使用するウェッジは、最低でもアイアンと同じフェース長でないと難しく感じてしまいます。同社で言うと、『ブループリント』『i59 アイアン』のようなプロモデル。14本のつながりを考えると、小ぶりな形状でまとめている人が選ぶべきかなと思います」

サイズが気になるものの穴なし高評価【総合評価4.5点】

GLIDE FORGED PRO ウェッジを筒康博が試打「フェースが小さすぎる」 想定した距離にイメージ通りに打てていた模様(※ロフト角52度 80yd想定)

想定した距離にイメージ通りに打てていた模様(※ロフト角52度 80yd想定)

【スピン性能】4.5
【打 感】4.0
【抜け感】5.0
【バンカー対応力】4.5
【構えやすさ】4.5

・ロフト角:52度(バウンス10度/Sグラインド)、58度(バウンス10度/Sグラインド)、58度(バウンス6度/Tグラインド)
・シャフト:NSプロ モーダス3 ツアー115(硬さS)
・使用ボール:川口グリーンゴルフ専用レンジボール

取材協力/トラックマンジャパン株式会社、川口グリーンゴルフ

記事特別提供/GDOギア情報「クラブ試打 三者三様」

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筒 康博

筒 康博

FITTING編集長

プロアマ・男女問わず、8万人以上のゴルファーにアドバイスを経験。GDO「クラブ試打・三者三様」、日刊スポーツWEBコラム「ゴルフ体験主義」、ALBA誌「新・ギア総研」など各種ゴルフメディア等で数多く連載&露出。インドアゴルフレンジKz亀戸店ヘッドティーチャー。「FITTING」編集長。

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