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タイトリスト T100 アイアンを筒康博が試打「前作以上にSとの差を感じる」

GDOギア情報「クラブ試打 三者三様」
100人いれば100通りの答えがある――。
注目の最新ゴルフクラブをヘッドスピードが異なる3人の有識者に試打評価してもらう当チャンネル。ミスショットも余すところなくお送りするノーカットが信条のリアル試打コーナー。スイングタイプで異なるレビュー内容、三者三様のインプレッションを基本展開とし、ゲスト試打者にも登場していただく。

タイトリスト「T100 アイアン」2021/09/24発売
世界最高峰のツアーで最も多くの信頼を獲得しているT100アイアン。ツアープレーヤーが好むプロファイル、感性を満たす打感・打音はそのままに、高く安定したボール初速を可能に。打ち出し角度、バックスピン量をさらに適正化させ、イメージ通りの精密な弾道で、より精密なキャリーディスタンスを実現。

タイトリスト 「T100 アイアン」の評価は!?

ジョーダン・スピースが早くからスイッチし、「このアイアン以外でプレーすることは考えられない」と語ったことで注目を集めるタイトリスト「T100 アイアン」。Tシリーズとしては2代目となるモデルで、発売直後から精密な飛距離が出せると評判が高い。そんな人気作を、ヘッドスピード(以下HS)の異なる有識者3人が採点。ご意見番クラブフィッター・筒康博の評価は?

「『T100』が落ちたのではなく『T100S』が相当いい」

タイトリスト T100 アイアンを筒康博が試打「前作以上にSとの差を感じる」 「また欲しくなっちゃう…」とため息ばかりの試打に

「また欲しくなっちゃう…」とため息ばかりの試打に

―率直な印象は?
「前作『T100 アイアン(2019年)』をマイクラブとして使っている手前、いつものフィーリングで打てるということもあり、やはり総じて評価は高めです。ただ、あえて5点満点を付けず、全項目4.5点に抑えたのは、打ち比べた『T100S アイアン』の性能が高く、ロフト角2度以上の差を感じたからです」

タイトリスト T100 アイアンを筒康博が試打「前作以上にSとの差を感じる」 打感は「T100」と変わらず より高い飛距離性能を備えた「T100S」

打感は「T100」と変わらず より高い飛距離性能を備えた「T100S」

―ロフト角2度以上の差…?
「はい。同じ7番でも『T100』は34度、『T100S』は32度の設定で、ロフト角が2度立っています。試打する前は、打ち出し角が下がって弾道が低くなる、飛距離が飛び過ぎる、ウェッジのロフト設定が難しくなるなど、ネガティブな印象をもっていましたが、実際はそのようなことを微塵(みじん)も感じさせないほど、弾道は『T100』と同じまま。ボール初速だけが上がり、結果的に曲がり幅は抑えられ、狙い通りにボールを運ぶことができました」

タイトリスト T100 アイアンを筒康博が試打「前作以上にSとの差を感じる」 見た目はそれほどの差を感じないものの「性能は前作以上の差がある」と筒

見た目はそれほどの差を感じないものの「性能は前作以上の差がある」と筒

―前作の「T100」「T100S」はどうだった?
「前作は、ロフト角以外の差をあまり感じませんでした。それに比べて、今作の『T100』と『T100S』の差は大きい。『T100』が劣ったわけではなく、『T100S』の性能が相当上がっています。打感も打音も飛び姿も前作と全く違っていたので、とても衝撃的に感じました」

タイトリスト T100 アイアンを筒康博が試打「前作以上にSとの差を感じる」 T100、T100Sともにオリジナル軽量シャフト「NSプロ 105T」が装着されている

T100、T100Sともにオリジナル軽量シャフト「NSプロ 105T」が装着されている

―「T100S」に買い替えたくなる?
「そうですねー(苦笑)。アイアンセットは長い期間で使い込みたいクラブですし、そのためにシャフトもじっくり合わせて選んだわけなので、正直すぐに買い替えたくないですが…。それを抜きにしても、『T100S』はすぐに実戦投入したくなるほど、前作からの進化を認めざるを得ないと言えます」

タイトリスト T100 アイアンを筒康博が試打「前作以上にSとの差を感じる」 左T100、右T100S。ソール幅も同じで抜けの良さはどちらも同じくらい◎

左T100、右T100S。ソール幅も同じで抜けの良さはどちらも同じくらい◎

―「T100」は上級者or中級者向け?
「スピース選手が絶賛するほどなので、プロモデルのど真ん中に位置しているモデル。マッスルバックやハーフキャビティの鍛造=上級者向け、複合素材=中級者向けといった従来のカテゴリー分けは、もはや通用しないと言えそうです。特に今秋の最新モデル群は、カテゴリーを超えた使いやすさを持ち合わせたものが多く、“〇〇向け”といった分類を本気でやめないといけないと思わされました」

タイトリスト T100 アイアンを筒康博が試打「前作以上にSとの差を感じる」 「今秋がアイアンの大きな変革期かも…」とつぶやく筒

「今秋がアイアンの大きな変革期かも…」とつぶやく筒

―では、具体的にはどのような人向き?
全ゴルファー対象。腕前やレベルを気にせず、アイアン選びの基準となるクラブを打つべきという意味で、『T100』『T100S』はおすすめしたいシリーズです。これよりもやさしいor難しい、安心感があるorないといった判断をするために、基準となるモデル。特にここ1~2年でゴルフを始めた若い層のゴルファーに試してもらいたいアイアンです」

「T100S」との相対評価でオール4.5点【総合評価4.5点】

タイトリスト T100 アイアンを筒康博が試打「前作以上にSとの差を感じる」

【飛距離】4.5
【打 感】4.5
【寛容性】4.5
【操作性】4.5
【構えやすさ】4.5

・ロフト角:34度(7I)
・シャフト:NSプロ 105T(硬さS)
・使用ボール:川口グリーンゴルフ専用レンジボール

取材協力/トラックマンジャパン株式会社、川口グリーンゴルフ

記事特別提供/GDOギア情報「クラブ試打 三者三様」

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筒 康博

筒 康博

FITTING編集長

プロアマ・男女問わず、8万人以上のゴルファーにアドバイスを経験。GDO「クラブ試打・三者三様」、日刊スポーツWEBコラム「ゴルフ体験主義」、ALBA誌「新・ギア総研」など各種ゴルフメディア等で数多く連載&露出。インドアゴルフレンジKz亀戸店ヘッドティーチャー。「FITTING」編集長。

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