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タイトリスト T300 アイアンを筒康博が試打「前作で言えばT400に近い」

GDOギア情報「クラブ試打 三者三様」
100人いれば100通りの答えがある――。
注目の最新ゴルフクラブをヘッドスピードが異なる3人の有識者に試打評価してもらう当チャンネル。ミスショットも余すところなくお送りするノーカットが信条のリアル試打コーナー。スイングタイプで異なるレビュー内容、三者三様のインプレッションを基本展開とし、ゲスト試打者にも登場していただく。

タイトリスト「T300 アイアン」2021/09/24発売
ミッドサイズで安心感のあるプロファイルと、進化した肉厚フェースによって、驚きの飛びをフェースの広範囲で実現。大きな慣性モーメントから生まれる、直進性の高い精密なアイアン弾道と安定したキャリーが、グリーンをとらえベストゲームへと導く。

タイトリスト 「T300 アイアン」の評価は!?

タイトリスト三兄弟アイアンの最後を飾るのが、抜群の飛距離性能と安定感を誇る「T300 アイアン」。ミッドサイズで安心感のある形状と、新開発の高弾性ポリマーを使ったコア、さらに前作比40%増量の高比重タングステン内蔵により、芯を外しても飛距離が落ちず、大きな慣性モーメントで高い直進性と安定したキャリーを生むという。そんなTシリーズの“飛び担当”を、ヘッドスピード(以下HS)の異なる有識者3人が採点。ご意見番クラブフィッター・筒康博の評価は?

「ロングセラー『VG3』のユーザー向け」

タイトリスト T300 アイアンを筒康博が試打「前作で言えばT400に近い」 結果的には西川と似たような強弾道で7Iで平均165.7ydを記録

結果的には西川と似たような強弾道で7Iで平均165.7ydを記録

―率直な印象は?
「前作Tシリーズ(2019年モデル)は、『T100』『T200』『T300』で、少しずつコンセプトと設計が離れていました。今作Tシリーズ(2021年モデル)では、『T100』『T200』(『T100S』も含めて)が血の濃い兄弟で、かけ離れたところにポツンと『T300』が存在しているような印象です」

タイトリスト T300 アイアンを筒康博が試打「前作で言えばT400に近い」 同シリーズのT100、T100S、T200とやや顔立ちは異質な印象

同シリーズのT100、T100S、T200とやや顔立ちは異質な印象

―かけ離れたところにポツン…?
「はい。新シリーズの中では、別枠と考えても良いかもしれません。旧シリーズで言うと、『T400』に近い印象です。ただ、圧倒的に旧作に比べて、構えたときの上から見たシルエットが美しくなっているので、もちろんサイズ感は大きいですが、『T100』『T200』と比べてもそれほど違和感がない。大きいヘッドなのに構えやすい点が、同社的なアイアンなのかなという感じがします」

タイトリスト T300 アイアンを筒康博が試打「前作で言えばT400に近い」 トップブレードは厚みがあるものの全体的にスマートに見えるシルエット

トップブレードは厚みがあるものの全体的にスマートに見えるシルエット

―飛距離性能に特化している?
「うーん、そうですね…。あえて【飛距離】評価を5点満点にしなかった点は、ボールスピードが高さに反映されているという点です。実際のコースでは申し分なく飛ぶと思うのですが、やや上方向への伸びに特化しすぎている印象も受けます。良い意味でも悪い意味でも、飛びよりも高さ重視。ロフト角が立っている5、6番でも使いたいというユーザーに向けて、設計されているように感じます」

タイトリスト T300 アイアンを筒康博が試打「前作で言えばT400に近い」 「マックス インパクト 2.0」による進化したパワーを内蔵

「マックス インパクト 2.0」による進化したパワーを内蔵

―オートマチック系?
「そうですね、超オートマチック系だと思います。対象ユーザーの第一候補は、これまでの同社『VG3』ユーザー向けと言えるでしょうか。『VG3 アイアン』は2018年以降発売されていませんが、いまだに使用者の多いロングセラー商品。『VG3』のコンセプトやテクノロジーと、元々のTシリーズの要素が合体してグローバル化されたものが、今回の新たな『T300』の形だと言えます」

タイトリスト T300 アイアンを筒康博が試打「前作で言えばT400に近い」 オフセンターヒット時の初速低下を防ぎ前作以上のインパクトを実現する新フェース

オフセンターヒット時の初速低下を防ぎ前作以上のインパクトを実現する新フェース

―【打感】の評価は3.5点と低めですが…?
「『T100』『T200』と比べてしまうと、ポケットキャビティ特有の甲高い弾き音が、どうしても気になってしまいます。打感自体がものすごく硬かったわけではなく、あまりにも他モデルがやわらかい良い打感だったため、相対的評価で3.5点になってしまっただけ。元々が食いつくような打感やボールを曲げる操作性は求められていないので、わかりやすく明確な特性となっているだけのことです」

タイトリスト T300 アイアンを筒康博が試打「前作で言えばT400に近い」 「自身の弾道イメージが決まっている人に使ってもらいたい」と筒

「自身の弾道イメージが決まっている人に使ってもらいたい」と筒

―対象は『VG3』ユーザーということですが、具体的にはどのような人向き?
「『T300』を購入しようと考えている人は、それだけアイアンに求めている弾道が具体的にイメージできる人だと思います。裏を返すと、ゴルフを始めたての初心者ゴルファー向きではないということ。使い勝手と性能がわかっているからこそ、『T300』のメリットを十分に体感できる。初心者向けっぽい構造だから単純に初心者向けとはいかない、最新ギアの選び方の傾向を示すのに、今作は良い例のような気がします」

5点◎満点はあるものの3項目3.5点△【総合評価4.0点】

タイトリスト T300 アイアンを筒康博が試打「前作で言えばT400に近い」

【飛距離】4.5
【打 感】3.5
【寛容性】5.0
【操作性】3.5
【構えやすさ】3.5

・ロフト角:29度(7I)
・シャフト:NSプロ 880 AMC(硬さS)
・使用ボール:川口グリーンゴルフ専用レンジボール

取材協力/トラックマンジャパン株式会社、川口グリーンゴルフ

記事特別提供/GDOギア情報「クラブ試打 三者三様」

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筒 康博

筒 康博

FITTING編集長

プロアマ・男女問わず、8万人以上のゴルファーにアドバイスを経験。GDO「クラブ試打・三者三様」、日刊スポーツWEBコラム「ゴルフ体験主義」、ALBA誌「新・ギア総研」など各種ゴルフメディア等で数多く連載&露出。インドアゴルフレンジKz亀戸店ヘッドティーチャー。「FITTING」編集長。

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