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『ギア?それともレッスン?』vol.6〜女性ゴルファーに必要なものは!?(日刊スポーツWEBコラム「ゴルフ体験主義」マンスリー連載中:2018.9再編集)

女性ゴルファーが望むもの

今さらながら、女性ゴルファーにとって1番の課題は、ズバリ「飛距離」だと言えます。おおよそ女性ゴルファーのドライバー平均飛距離は150〜170yほど。

例えば、「300yパー4」のホールでドライバーショットをナイスショットしても、残りは140y前後。
3番ウッド等の長くて難しいクラブでセカンドショットを打つ事になります。これって男性ゴルファーにとって「フルバックティー」クラスの難易度だと思いませんか?

まさかと思いますが、「110切ったから今日からレギュラーティでいいんじゃない?」など気楽に誘う男性ゴルファーがいたら、ぜひ熟考ください。
いや、もし口を滑らしてしまったら、女性ゴルファーの皆さんの顔を見るだけでもいいですよ!
僕は怖くて見られませんがwww

ヘッドスピードの前に必要なもの


女性ゴルファーの皆さんにアドバイスやレッスンを行う際にオススメしているのが、「両手グローブ」です。特にスライス傾向がある方や、ラフなどのショットで力負けする方には、右手のチカラも総動員してほしいからです。

気付いた方もいると思いますが、男女の問題ではなく「両手のグリップ力」をアップすると、確実にスライスやラフからのショットが改善できます。「右手を使ったら引っ掛けが出ちゃうじゃないか」の意見も十分理解した上で言うと、それは方向性の話で「使い方の問題」と考えるべきだと思います。

皆さんは、トーナメント放映をご覧になりますか?プロ達がショット間にグローブを外している光景を見ていると思いますが、女子プロのように「日焼けしたくない」人も居ますが、「サイズぴったり」な事も大きな理由の1つです。特に女性用グローブは小さいサイズの物が少ないですが、「FIT39」グローブは女性用にも「S」「M」サイズがあります。

男性ゴルファーの皆さんも、一度「今よりワンサイズ小さい」グローブをお試し下さい。今までよりリキまなくても、しっかりとグリップできる事が体感できます。

シャフトの軽量化だけじゃない


飛距離アップをクラブで作り出す場合、クラブの軽量化が有力な方法ではありますが、「どこを軽くするか?」や場所によっては「逆に重くすると」ヘッドスピードが上がって飛距離が伸びる場合もあります。

例えば同じクラブ総重量&長さでも、「ヘッドが軽い」「シャフトが軽い」「グリップが軽い」等の重量の配分の違いで、振り心地は大きく変わります。

もし皆さんもクラブが「重く感じた」場合は、次のクラブに「どこを軽くするか?」もキチンとFITTINGすると良いと思います。

重くするには?

軽くするばかりが、スピードアップにつながるとは限りません。写真のように「カウンターバランス」で逆に重くする事で、かえってクラブを重く感じなくなるも効果が望める場合があります。

特に腕やフェースを返す事が苦手な方や、ヒジが引ける傾向の方にもオススメです。何より今のクラブをチューニングしなくてもできるので、1度試してはいかがでしょうか?

文・構成/猿場トール

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