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『ギア?それともレッスン?』vol.7〜利き目でスイングはどう変わる!?(日刊スポーツWEBコラム「ゴルフ体験主義」マンスリー連載中:2018.10再編集)

自分の「利き目」「利き腕」「利き足」を知っていますか?

ご自身の「利き目」って調べたことはありますか? 普段、我々は両目で見た画像を「合成」して見ているのですが、無意識に「メインカメラ」として使っているのが利き目です。まずは両目で対象物を囲んでから、それぞれ片目で見てみてください。両目の時と同じ方が「利き目」です。


利き目の違いでクラブの見え方も変わる

ゴルフにおいて、「利き目」に「有利」or「不利」の差は無いと、僕は考えています。ただ、間違いなく自分の利き目を「知っていると非常に有利」だと思います!」

例えばアドレスした時のクラブの見え方ですが、「自分の鼻が邪魔にならないように」利き目に合わせて無意識に視界を調整しています。同じクラブの置き方をしても、利き目によって「まっすぐの基準」が異なるものです。ドライバーの「顔」がゴルフ雑誌等で見たものと自分で見たものは違うはずですので、お店に行って確かめることをオススメします!

アタマが「残るor残らない」も利き目が原因?

利き目の違いはスイングにも表れます。

①バックスイング〜トップ
「利き目が右」の人は、ボール後方の視野が広いのでバックスイング中にアタマ(帽子のツバに注目)をアドレスの時とほとんど同じ向きでトップまで持っていく傾向が強いです。
「利き目が左」の人は、始動後のヘッドが見づらいので顔を回す(チンバック)動作が無意識に入ります。

②ダウンスイング〜インパクト
「利き目が右」の人は、ボールとの距離が遠くならないように無意識に「右目を近づけるような」顔の向きでインパクトに向かいます。見方によっては「右肩が下がった」や「ヘッドアップ」に見えますが、形にこだわって無理に直そうとすると打ちづらくなります。

「利き目が左」の人は、まるで「頭が残ったインパクト」に見える頭の向きやフォームになりやすいです。実はプロゴルファーの場合は「利き目が左」の人が多いですが、ここだけで「左目で見た方が良い」と決めつけないで欲しいです。なぜなら、それぞれの利き目に関係なく名プレーヤーが存在しているからです。

フェースが被って見えるのは利き目が原因?

クラブを並べて見比べる際に、気をつけて欲しいことがあります。それは、利き目に関係なく「左側に置いたクラブほどフェースが閉じて見える」ことです。 何本かクラブを並べた場合、左に置いたクラブほど「引っ掛けそう」「フックしそう」など先入観を持ちやすいのでご注意を。1本ずつアドレスしてみて試打に臨んで欲しいです。
もちろん、「利き腕」や「利き足」でスイングする際の「動力」や「リード」など個々の傾向で異なります。もう少し突っ込んだ話は、いずれしたいと思います!

文・構成/猿場トール

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