オデッセイのノンインサートパターブランドであるTOULONに、「TOULON SMALL BATCHパター」という特別なプログラムがあることは、すでに多くの方がご存じかもしれません。SMALL BATCHとは小ロット生産の意味で、通常製品としてはつくれないような希少なモデルを、毎月1製品に近いペースで数量限定発売しているものです。最新作は、「LATROBE」。誰もが知るレジェンドに敬意を表したモデルです。
Latrobe(ラットローブ)は、アメリカ・ペンシルベニア州のピッツバーグから東南東に100㎞ちょっと離れた場所にある小さな街の名前。ここで生まれたのが、もはや説明不要のスーパースター、アーノルド・パーマーです。
「TOULON SMALL BATCH LATROBEパター」は、最近では見かけることの少なくなった、少なくなった、フランジ部分がわずかに丸く設けられている、クラシカルなL字モデルの1つ。かつては、多くの名手たちに愛用されていたタイプですが、なかでもこの形状を広く知らしめる役割を果たしたと言えるのが、パーマーです。1958年から1964年にかけてメジャー7勝。テレビの普及も手伝って、パーマーの人気は凄まじいものとなっていき、彼が使用していたパターも多くの人が求めるモデルとなっていきました。

「TOULON SMALL BATCH LATROBEパター」には、そんなパーマーへのリスペクトを示すように、王冠のマークが入れられたソールプレートが装着されています。もちろんこれは、パーマーの異名として知られる、「The King」を表現したものです。王冠の下には、LATROBEの文字も刻印されています。

ソールプレートには同時に、904Lという文字も入れられていますが、これはヘッドの素材として使用されている904Lステンレススチールを表しています。誰もが知るような有名高級腕時計や、航空宇宙産業、化学産業などで使用されている、腐食にも強いスーパーステンレスであり、高強度のため、成形加工にも特殊な技術やかなりの時間が必要とされる金属です。まさに、特別なシリーズのTOULON SMALL BATCHパターにふさわしい素材と言え、TOULON SMALL BATCHパターの過去モデル同様、「TOULON SMALL BATCH LATROBEパター」のヘッドも、削り出しで製作されています。

フェース面は、シンプルで美しいミーリングの模様だけとなっており、この部分も通常製品のTOULONパターとは異なります。仕上げは、クラシカルな形状にぴったりなダークチョコレートパール。グリップにもダークブラウンカラーのモデルを装着しています。

プレミアムなパターということで、TOULON SMALL BATCHパターには証明書も発行されます。製品は専用のボックスに、専用ヘッドカバー、TOULONロゴ入りグリーンフォーク、マーカー、ステッカー2枚と同梱されてお手元に届けられます。数量は毎回、世界でもごくごく少数のみとなっていますので、ご希望の方はお早めに、ODYSSEY公式サイトのSMALL BATCHページなどをチェックしてみてください。